英会話…。慣れてないと本当にちょっとしたいいまわしでも全然出てこないですよね…。
あとで思い返してなんであんな簡単なフレーズがいえなかったんだろうと恥ずかしくなることも沢山ありました。
ということで、海外の方とコミュニケーションをとる必要のある仕事をされてるかたで、
メールとかだとスムーズにやり取りできるけれど、いざ会って話してみると簡単なフレーズでもパッと言葉が出てこないって経験ないでしょうか。
そんな方に今回は英会話にオススメの教材を紹介したいと思います。
『英会話1000本ノック ビジネス編』(スティーブ・ソレイシィ著)です。
この本は僕が実際に英語での円滑なコミュニケーション取れなくて悩んでる時期に、探し求めて出会った本です。
教材として練習した結果、
コミュニケーションの不安が大分減って、定番フレーズがサッと出てくるようになったので是非おススメしたいですね。
詳しく話して行きましょう。
Toeic800点とっても英語はしゃべれない。
僕は英語を使ってコミュニケーションをとる仕事に務めているのですが、昔は英語が全くしゃべれませんでした。
周りが帰国子女とか留学経験者ばかりでぺらぺらしゃべれる人ばかりの中、しゃべれない自分はかなり肩身の狭い思いをしていましたね。
そんな自分を変えたくて必死で英語を勉強しました。
主にTOEICの勉強ですね。TOEICが800点ぐらい取れれば英語がしゃべれると思ってたんですね。
もともと大学生の時にTOEICはちょっとかじっていて、その時は三回ぐらい受けて600点ちょっとぐらいだったと思います。
これを800点とれるぐらいにもっていけば自信もつくし、まあまあしゃべれるようになるかな、と思っていたんですね…。
で、勉強した甲斐がありまして、800点代とれるようになったんですよ。
これでもう海外のクライアントともうまく英語でコミュニケーション取れるなと思って、自信をもって海外出張に行きました。
リスニングでちゃんと点数取れるようになったこともあり、聞き取りは前よりかなりできるようになったんですよ。
でも結果は思ったよりしゃべれない…。
とっさの一言が出てこないんです。
挨拶すらあわててしまう…。
仕事の内容についての話は一通りできるようになったのですが、日常的な会話になると簡単なことでも全然でてこないんですね。
実はそういった英語の挨拶や決まり文句を集めて自分で例文集をつくったりはしてたんです。
けれど体系的にまとめていたわけでもなかったし、きちんと覚えきれていませんでした。
覚えているものはあっても、しかし実際に口に出して練習しないといざ本番ではスッとでてこないんですね。
どうしてもアタマで考えてしまう。
考えているうちに会話は次の局面にはいってしまっていて、
「この人あんまり英語できないね」か「コミュニケーションとれないな」
という印象で終わってしまう。
まあ取引相手も皆さんいい人達ですので、そんな悪くは思われないんですけど、もっと楽しくコミュニケーションをとりたいわけです。
実際そういう気さくさというのはビジネスチャンスを生み出す会話も引き出してくれるとおもいますしね。
これは違うタイプの勉強、または訓練をする必要があるなと思いました。
ということで帰国後早速、ビジネス上のちょっとした会話を補強してくれるような教材を以下の条件で探しました。
①ビジネスの場面のちょっとした会話の例文が体系的に集まっている
②実際に声にだして練習したいので音源がついている
何件か回って見つけたのが『英会話1000本ノック ビジネス編』(スティーブ・ソレイシィ著)でした。
『英会話1000本ノック ビジネス編』のいいところ
この本には、ビジネス上よくあるシチュエーションに応じた定型文、お役立ちフレーズが体系的に集められています。
ざっと挙げていきますと、
あいさつ表現、
自己紹介の表現、
聞き返し方、
お礼や謝罪の言葉、
電話対応のフレーズ、
スケジュール確認のフレーズ、
などなど。
こっちが知りたい定番フレーズがかゆいところに手が届く感じで掲載されているんですよね。
さらに音声データの入ったCDが付属していて、これをパソコンに取り込んで音源を聴きながら実際に発音の練習をすることができます。
これ、大事です。
口にだして練習して、体にしみこませておかないと、とっさには英語フレーズって出てこないので。
あとはまねすることで本格的な発音の練習にもなりますしね。
とくに役にたったのは数字のセクションでした。
英語と日本語は数字の表現の仕方が違うので、数字を英語ですぐに表現するのがなかなか難しい。
例えば英語で10万は1 hundred thousandって言います。
つまり1000が100あつまっているっていう言い方なんですけど、これってとっさに出てこないですよね。
100万なら1 millionなのでまだ簡単なんですけど、8万とかは80 thousandだし、これも知っていてもパッと出てこないです。
しかもこれにドル取引の話が絡んでくると頭の中でそれを日本円に換算して考えないといけない局面があったりでかなりややこしい。
そういう言い換えの練習のセクションがあってこれはかなり練習して重宝しました。
どうしてもビジネス上数字のやり取りって不可欠ですので、この訓練は相当役にたちました。
『英会話1000本ノック ビジネス編』の欠点
とはいえこの本にも欠点はあります。
1, CD ROMでデータが収録されている
音声データはCD-ROMに収録されているので、それをパソコンで取り込んで、そこからスマホにデータをうつしたり、パソコン上で聴かなければいけません。
これがなかなかひと手間です。
そして今どきのパソコンにはもうCDドライブがついていないのもざらです。
またCD-ROMであってCDではないのでCDプレイヤーで聞くこともできません。
これがWebでデータをダウンロードできるようになっていたら便利だと思います。
幸い僕はCDを取り込める環境があったので困りませんでしたが。
やはりスマホにデータを取り込んでちょっとしたときにも聞いて練習できるのが便利です。
2、結構なボリュームがあるので完走するのが大変
1000本ノックのその名の通り、1000フレーズの練習があるんですね。
これを通しでやるのは正直しんどい…。
ですのでおススメは、一通り目を通して、自分が弱点に感じているところ、必要だと思うところだけを重点的にやる、ということですね。
実際「この局面は自分にはあんまり関係ないな」という箇所もいくつかあるので、1番自分が今弱点に感じてるところを先に重点的に練習してました。
実際どのように活用したか
本当は机に向かって一定の時間を確保して音読してやるのが一番でしょうが、なかなか時間がとれない時もあるかと思います。
それに正直家で勉強時間を確保するのはなかなか困難です。
一人暮らしとかならまだいいですけど、家族がいたらちょっと気を遣いますしね。
ということで僕は通勤の帰りの電車の中で音源をききながらこれを読んで、家まであるいて帰るときに同じ個所を流して、発音しながら帰ってたりしましたね。
近所迷惑にならないように小声で練習したり(なにより人に聴かれるとはずかしい笑)、わざと遠回りして人通りの少ないところを通って練習しながら帰ったり。
会社の休み時間やそういうちょっとした隙間時間を利用して、継続できるように勉強してました。
メールの文章としても活用できたりもするので、デスクにおいてちょこちょこみてたりしましたね。
本の効果
もちろん基本的な英語スキルがあっての話ですけど、良くあるシチュエーションでのとっさの一言にあんまり困らなくなりましたね。
これもこの本で自分が自信の無い言い回しの部分を何度も繰り返し練習したからだと思います。
もうクライアントと会う前に必要以上に緊張することはなくなりました。
円滑にコミュニケーションできるようになって、やっぱり準備は大切だなと実感しています。
しかしただ本を読んだだけだったらあんまり効果なかったでしょうね。
実際に口にだして練習することがやはり重要だと思います。
そしてやはり実践、場数は必要です。
これについてはまた別の機会にはなしたいと思います。
ということで、ビジネスのちょっとした場面のひとこと集をお探しの方。
とっさの一言がでてこないという方。
しゃべりに自信が持てないという方。
『英会話1000本ノック ビジネス編』かなりおススメです。