今回は自己啓発本を読んでも全然人生が変わらない理由について話したいと思います。
皆さんハウツー本やいわゆる自己啓発本は好きでしょうか。
一旦はまりだすとコレが結構面白くてためになるんですよね。
けれど本に書いてあるような輝かしいゴールにたどりついた経験があんまりなかったりする。
「これってなんでなんだろう」って考えてみました。そしてその原因は、
「わすれちゃうから」
という結論に達しました。
ということで、自己啓発本を読んでも人生が変わらないたった一つのシンプルな理由「わすれちゃうから」、
というのはどういうことなのか、詳しく説明して行きたいと思います。
こんなヒト向けの記事:
・自己啓発本を読んでもなかなか自分が変われない人
・何とか仕入れた知識を実践したい人
巷でいわれている理由たち
まずは、一般的によくいわれている「自己啓発本を読んでも人生が変わらない」理由をちょっとピックアップして見ましょう。
そもそもいい本じゃない。
まあ本も本当に毎日沢山の本が出版されていますからね。
中には凄くためになるものもあればそうでも無いものも沢山あるでしょう。
例えば既に成功した人が自分の体験談を語るだけで、再現性が低い特殊なケースを扱っている本とかは注意が必要だったりしますね。
逆に抽象的、曖昧すぎて読んだ後に具体的にどう行動すればいいのか全くわから無い本もありますよね。
どちらのパターンも受け手側の問題も半分くらいはあるとおもいます。
あくまでも本で得た情報を具体的な行動に落とし込む作業は読者側の作業ですから。
しかし、事例が特殊すぎて読者にとってあまり有益な情報を与えてくれない本や、
そもそも実際に成功しているのかどうかも怪しいぐらい机上の空論ばかりが書いてある書籍で、
人生が変わるとはいいがたいと思います。
実は自分が必要としている情報ではない。
素晴らしい内容の本だったとしても、それがいま自分か必要としている情報ではなかったとしたら身にならないということはあると思います。
僕の実体験ですけど、引越しして部屋の片付けで本気で困っていた時があったんですね。
物が多すぎるのはわかっているんだけども捨てることが出来ない。
しかしそんな時に近藤麻理恵さんの『人生がときめく片づけの魔法』を読んですぐに実行に移すことができました。
「片付け」に成功したんです。
しかし、逆に片付けで悩んでない人が読んだとしても全然心に響かないとおもうんですよね。
当然ある種の参考にはなるかと思うんですけど。
「片付け」に関しては必要かそうでないかは、結構わかりやすい例だと思うんですけど、
自己啓発本やセミナーって「これが必要なんだ」って思わせるパワーが凄いですから、
本当にそれが自分の目的や目標に適うものなのか吟味は必要だと思います。
もちろん全然必要としてないものをあえて読んでみるのも面白いかもしれませんが…。
とまあ2つ挙げてみて、他にも色々とあるんですけでど。
読んだ本が、「良書」で「自分が必要としている情報」が載っているということを前提として、最も有力でポピュラーな理由が、一つあります。
それは「行動しないから」。
最も強力な理由「行動しないから」
これは自己啓発本の効果が薄くなってしまう理由として本当によく言われていますよね。
僕もそうだと思いますし。
本を読んで実際に中身を行動する人って、買った人の何パーセントぐらいなんでしょうかね。
読んでる時の高揚感とか与えれる希望とかが、凄いから読んでるだけで自分が凄くなったような錯覚を覚えてしまうんですよね。
それで次々と自分を高められそうな本に飛びついてその錯覚だけを味わって日々が過ぎていく…。
ということで
「自己啓発本を沢山読む人は、このような快感の中毒症状に陥りがちであり、ノウハウだけをひたすら集める所謂ノウハウコレクターになってしまいがちである」
それが「行動に結びつかない原因」である。
というのが自己啓発本を読んでも人生が変わらない理由の説明のマジョリティーだと思います。
だから、「そのことを自覚してすぐに行動に移そう!」というのが提示されている多くの解決策なんですね。
本当に行動しないからなのか、できないからではないのか?
ということで、
「読んだらそれをただ実行すればいいじゃん」、結論、「行動しろ」以上。
とまとめてしまうこともできるかと思います。
でも僕としてはそれは不十分で「行動ができないこと」をもっと細分化してみてみて、もっと解像度の高い理由を提示したいんですね。
で、たどり着いた結論が冒頭の
「わすれちゃうから」なんです。
説明します。
やはり、読んだ本が、「良書」で「自分が必要としている情報」という前提で話を進めますね。
結構いろいろなアドバイスが書いてある。
自己啓発本が良書であればある程有益な情報が沢山載っていると思うんですよ。
読んでるときはその有益なアドバイスの一つ一つに感心して「是非やってみよう」ってムードになるかと思います。
しかし、本を一冊読み終わるころにはおそらく最初の方にあったアドバイスとか忘れてしまっているんではないかと。
しかし読了した時は、読み終わった満足感もあってなんとなく自分がスキルアップしたような錯覚をもってしまうんですよね。
せっかく行動しようと思っていても、そのアドバイス自体を読み追わったあとに忘れてしまっているんです。
仮にすこし覚えていたとしても、「なぜそれをしなければいけないのか」という理由までは覚えていないことも多く「行動を起こす強烈な理由付け」が読了した時には残っていないことがおおいんですね。
親切な本はそういうことが起こるのを防ぐために章の区切りごとに「次に進む前にやってみよう」というように読み進めるよりも、読者の行動を促してくる本もありますね。
しかし、先を読みたいと思って行動せずにぐいぐい先に読み進めてしまう人も多いのではないでしょうか。
なにをかくそう、僕なんかもそうです…。
ではどうすればよいのか。
気に入った本は読み返すことが重要。
自己啓発本やハウツー本の類は良書だとおもったら読み返さないと効果が薄いと僕は考えています。
理由は上記に書いた通り忘れてしまって結局行動できないから。
ということで僕は本を読んでいて気になった箇所、是非やってみようと思った箇所には折り目をつけています。
最初は本が汚くなるのが嫌で、付箋をはっていたのですが、
付箋をもってないと読み進められなかったり、貼るのがめんどくさくなったりするのでこのスタイルに落ち着きました。
これで読み返すのが楽になります。
2回目はぱらぱらど見て、折り目がついているページの前後を重点的に読んで行けばいいわけです。
しかしこれでも「行動」までの道のりは遠いと思ってます。
実際この行動だけでは僕は読み返してもあんまり「行動」まではたどりつけませんでした。
手帳などに書いて、毎日見る。
普段我々の日常生活って本当に沢山やらなきゃいけないことがありますよね。
その中で新しいことをはじめるのってちょっとハードルが高かったりします。
これも単に行動そのものが億劫というのもありますが、わすれちゃうんですよね。
たとえば日用品の買い物とかでもきちんと何を買うかメモしてからいきますよね。
そうじゃないと忘れてしまうから。
それと同じで本で得た知識から具体的に何か行動に起こそうとおもったら、いつドコで何をするかを書いておくほうが絶対にいいですね。
そうしないと忘れてしまいがちです。
普段のこころがけを変えようっていう本のアドバイスならなおさらです。
何度も見て、きちんと意識しておく必要があると思います。
スマホにメモするも、壁に描いて張っておくのもいいと思いますが、僕のオススメはやはり手帳に書くことですね。
手帳を持つ習慣の無い方は必ず一日一回はコレを見るというものに「行動する」ことをかいておけばいいと思います。
まとめ
実はこの記事を書こうと思い立ったのは、結構色々な本で
「自分はあの本を何度も読んでバイブルにしていた」
というような記述があったからなんですね。
成功した人は結構指針となるような本を何度も繰り返して読んでいるんです。
そこからヒントを得ました。
そんな成功した人たちと比べなくても僕自身の成功例もありまして、例えば、
TOEICのスコアを900点以上のスコアを目指して勉強をしてた時は、
目標の点数を手帳にメモして眺めていましたし、そのためにこの日はどのような勉強するかなども逐一書いていました。
「この1週間はこの勉強する」と決めたらその内容を手帳に書いて、チェックシートみたいなものに毎日その成否をまるばつで記入していました。
具体的に何をいつどのようにして実行に移すか、そこまで書いてやらないと怠惰な我々は行動に起こせないんですね。
自分はそんなことしなくても即、行動できるし、忘れない、というかたは是非秘訣を教えてください…。