少しのことにも、先達はあらまほしき事なり
今でも取り扱われてるのかはちょっとわかんないですけど、僕が中学の時、国語の授業で兼好法師の『徒然草』を習ったんですね。
何編かのエピソードが抜き出されて乗っていたんですが、その中に仁和寺の法師という人物が出てくる話がありました。
仁和寺の僧が、ある日思いったって岩清水八幡宮に参拝にでかけました。
現地について、麓にあるの極楽寺や高良神社にはいったのですが、山までは上らなかった。
しかし実はその山に肝心の岩清水八幡宮があったんですね。
本殿が山頂にあることをしらなかったために、石清水八幡宮に参拝に行ったのに、勘違いして行かずのままに帰ってしまったのです。
そこで兼好法師は「すこしのことにも、先達(せんだち)はあらまほしき事なり」、
つまりちょっとしたことでも、その道を案内、指導してくれるような人がほしいものだなぁ、
と締めくくっています。
みんなが仁和寺の法師である可能性
なぜかこのエピソードがずっと心に残っていました。
あのとき教室にいるみんなは仁和寺の法師を笑っていたけれども、
実は人生においては、
知らないで損していること、本質に到達できていないこと、
って我々が気がつかないだけで、結構あるんじゃないだろうか、
と歳をとるごとに思えてきたんですよね。
とくに僕は「もっとこれを早く知っていればなぁ…」と思うことしばしなので。
ということでこのブログでは、
日々僕がおもうこと、経験して役にたったこと、知ってよかったこと、知っておきたかったこと、または失敗談、
などを共有することで、少しでも皆さんの助けになればなぁという記事を書いていきたいと思ってます。
まぁ、仁和寺の法師のように、中学生に笑われるかもしれないですけど…(そういう話もあります)。
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